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NECOMA サマースクール 2015 開催報告

NECOMAプロジェクトは、2015年7月29、30日の二日間に渡って東京大学 駒場キャンパスにて学生の方々を対象としたサマースクールを開催いたしました。本サマースクールは、NECOMAプロジェクトにて研究開発をおこなっている「大規模セキュリティデータ解析」、「SDNを用いた防御技術」とそれらの要素技術を体験し、理解を深めていただくことを目的として開催されました。日本各地から9名の大学生・大学院生に御参加頂きました。

 本サマースクールでは、一日目に「Hadoopを活用したセキュリティデータ解析」、「NECOMAtterを支える技術」、二日目に「OpenFlowを活用した防御プログラムの作成」、「EyeBitデモ」と題した4つの演習・講義を行いました。ご参加いただきました皆様には心より御礼もうしあげます。各講義に皆様が興味をもたれ、研究に活かされることを期待しています。

サマースクールの様子

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一日目

 「Hadoopを用いたセキュリティデータ解析」では、NECOMAで利用しているデータ解析基盤MATATABIを用いたセキュリティデータ解析に取り組みました。講師から各技術の概要を説明したあと、参加者がそれぞれVM上に構築された解析環境を用いて、アノニマイズされたトラフィックデータセット(sflow, netflow) から攻撃の検知・可視化に取り組みました。その後、脅威情報共有基盤であるNECOMAtter 上に解析結果を投稿するボットの作成しました。
 「NECOMAtterを支える技術」では、NECOMAtterのバックエンドで利用しているグラフデータベース neo4jについて講義を行いました。講義では、グラフデータベースの特徴を活かしたシステム構築について説明いたしました。

二日目

 「SDNを用いたMitigationプログラム作成」では、Software Defined Networking (SDN) 技術の一つであるOpenFlowを用いたフィルタ・誘導プログラムの実装に取り組みました。講義では、SDN/OpenFlow技術の基礎を説明したのち、Ryu, Open vSwitch, Mininetを用いたプログラミング環境を構築しました。その後、OpenFlowを用いて実装されたL2スイッチプログラムを動作させ、OpenFlowコントローラ/スイッチの動作について理解を深めました。そして、OpenFlow用いて特定のフローを遮断・誘導するプログラムの実装と動作確認を行い、OpenFlow技術のネットワークセキュリティへの基礎的な応用に取り組みました。   

 「EyeBitデモ」と題した講義では、視線や脳波などの生体情報をサイバーセキュリティへ応用する取り組みについて講義いたしました。受講者に視線・脳波計測装置を利用して頂き、データがどのように取得され可視化されるのかを体験していただいた上で、各種データがどのようにサイバーセキュリティに応用できるのかをグループ毎に議論を行いました。

スケジュール

7月29日(水曜)

    09:30 受付開始
    10:00 - 10:15 開会/NECOMA 概要説明
    10:15 - 12:15 MATATABIを用いたデータ解析 (2h)
    12:15 - 13:30 昼食
    13:30 - 15:00 MATATABIを用いたデータ解析 (1.5h)
    15:00 - 15:30 休憩
    15:30 - 17:00 NECOMATTER bot 作成 (1.5h)
    17:00 - 17:30 休憩
    17:30 - 18:00 NECOMATTERを支える技術 (0.5h)

7月30日(木曜)

    09:30 - 11:00 SDNを用いたMitigationプログラム作成 (1.5h)
    11:00 - 11:30 休憩
    11:30 - 12:00 EyeBit デモ (0.5h)
    12:00 - 13:30 昼食
    13:30 - 15:00 SDNを用いたMitigationプログラム作成 (2h)
    15:00 - 15:30 休憩
    15:30 - 17:00 SDNを用いたMitigationプログラム作成 (1.5h)
    17:00 - 17:30 閉会
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